今年はイカナゴのくぎ煮が焚けるのか!?

今年のイカナゴ漁について調べてました。




2025年1月9日付けで
兵庫県水産技術センターから発表された調査結果によると、
今年のイカナゴ漁も厳しい状況が続いていることが明らかになりました。

昨年12月から今年1月初旬にかけて実施された調査では、
親魚密度が昨年と比べて減少しており、
特に1歳魚の採集尾数が顕著に減少していることが確認されました。

今年の親魚密度は1曳網あたり7.2尾で、
昨年の11.3尾を大きく下回り、
全体的な不漁傾向が続いています。

特に気になるのは産卵量指数で、
1歳魚が0.08、
2歳魚以上が0.06と非常に低い値を記録しました。

この数字は、
1986年を基準とした産卵量指数(10.0)と比較して大幅に減少しており、
近年の中でも最低水準となっています。

この原因として、
長期的な資源量の減少や環境変化が影響している可能性が指摘されています。

また、全長組成のデータによると、
今年の1歳魚の平均全長は105.5mmで、
昨年(94.0mm)よりやや大きいものの、
個体数の少なさが漁獲量に直結していることが伺えます。

産卵時期も昨年とほぼ同時期に集中しており、
資源回復の兆しが見られない状況です。

毎年この時期を楽しみに、
イカナゴのくぎ煮を炊く準備をしていた皆さまにとっても残念なニュースとなってしまいました。




地元の味を守り続けるためには、
イカナゴ資源の保護と持続可能な漁業への取り組みが一層重要です。

今後も漁業関係者と研究機関が協力し、
資源の回復と安定的な漁獲を目指していくことが求められています。




イカナゴ漁の低迷や不漁のニュースは本当に残念です。

毎年楽しみにしていたくぎ煮作りや地元の味覚を味わう機会が減ってしまうのは、
地域の文化や伝統にとっても大きな影響がありますね。

資源が回復し、
また豊かな漁獲量が戻る日を願っています。